iPod 購入

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ipod_00.jpg

iPod 5G (30GB) を買った。これが人生初 iPod である。 もちろんただのメディアプレイヤーとして使うつもりはなくいろいろいじっているが、 なかなか一筋縄でいかず苦戦中。

もともと欲しかったのは出先の PC でブートデバイスとして使える USB ストレージだったので、 最初は iPod shuffle の購入を検討していたのだが、 ストレージの容量とか単価とか考えていたらいつのまにかこれを買っていた。

問題になったのはやはりファームウェアというか OS が HDD に格納されている点で、 パーティションテーブルをいじったり MBR に x86 ブートセクタを書いたりすると いろいろ動作に支障を来たす。 単純な iPod shuffle を買っていればこういう問題はなかったと思われる。 まあ iPod Updater というのを使えば初期状態に戻せるので気楽ではある。

  • 初期化後のパーティションテーブル:
    % sudo sfdisk -l /dev/sda
    
    Disk /dev/sda: 3648 cylinders, 255 heads, 63 sectors/track
    Units = cylinders of 8225280 bytes, blocks of 1024 bytes, counting from 0
    
       Device Boot Start     End   #cyls    #blocks   Id  System
    /dev/sda1          0+      9      10-     80293+   0  Empty
    /dev/sda2         10    3647    3638   29222235    b  W95 FAT32
    /dev/sda3          0       -       0          0    0  Empty
    /dev/sda4          0       -       0          0    0  Empty
    
    FAT32 パーティションは必要なだけ縮めて mkdosfs しておけば、 ファームウェアが起動時に初期化してまた使えるようにしてくれる。 FAT32 パーティションの PBR を lilo などで書き換えると起動しなくなる。 このときも mkdosfs すれば立ち直る。
  • MBR を書き換えてもプレイヤーとしての動作には支障がないが、 iTunes が認識してくれなくなる (iPod Updater でフォーマットしてくださいといわれる)。
  • ファームウェアの問題と思われるが、 USB ストレージデバイスとして見ると全般に動作がにぶく性能が悪い。 タイミングの問題で USB メモリでは動いたものが iPod に入れると動かなかったりする。 またうちの nForce4 の PC の BIOS は挿すだけでハングアップしてしまい ブートデバイスに使えない。

MBR と iTunes の問題は不便なのでなんとかしたいが、 自分でファームウェアをつくるのは面倒だ。 iPod Linux で USB Gadget API をいじる程度でどうにかならないだろうか (使えるかどうか知らないが)。

ipod_01.jpgipod_02.jpg
パーティションタイプをうっかり FAT32 (0x0b) でなく Linux (0x83) にしてしまうと謎の HDD 容量になる いじりすぎて起動しなくなった

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このページは、yaegashiが2006年6月 4日 07:57に書いたブログ記事です。

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