PL-2305 で敗北

土曜日に ThinkPlus USB シリアル・パラレル変換アダプターが届いたので試してみたのだが、結果からいうと負けだった。
パラレルポートインタフェースとしては Prolific PL-2305 を内蔵しており、 USB プリンタクラスデバイス としてはすんなり動作するが、それ以上のことをさせる方法がわからない。 つまりいまのところ IEEE 1284 が規定するハンドシェイクでデータストリームを出力することしかできず、 Digilent JTAG3 ケーブルで JTAG コントローラを実装するのには使えない。
いちおう任意の信号ピンのコントロール機能もあるらしく、 データシートにもそのためのベンダ固有命令について言及があるのだが、 使ってほしくない機能なのか、詳細については書かれていなかった。 それさえわかればドライバを書いて使うのだが、 リバースエンジニアリングしようにもまともな計測器もない状況では手も足も出ないので、 このアダプタを使うのはとりあえず保留。 ベンダー固有命令について Prolific にメールで問い合わせてみるが、あまり期待できない気がする。
USB についていろいろ研究した結果、 JTAG のように 1MHz 以上の信号を生成するような通信では、 USB でパフォーマンスを得るにはデバイス側を相当インテリジェントにする必要があり、 手軽には作れないことがわかってきた。 やはりシステムバス直結のパラレルポートは偉大だと再認識したので、 Trans Digital の Trans PC Card Universal Parallel Port を注文することにした (なんかこのごろ散財日記になっているような…)。
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